介護のお仕事

買い物や料理など生活面でのサポート。

生活援助

買い物代行

重度の障害でなくても気軽に外出が出来ないお年寄りは大勢おり、そうした方は 自由に買い物をすることができず不便を強いられています。 新しい釣竿が欲しいから買いに行きたい、といった緊急ではない買い物ならまだ いいのですが、パソコンの電源を入れたらモニターが真っ白になってる壊れた! とすぐにでも修理に出すか買いに行きたくなるトラブルが発生した場合、お店まで いけないことで物凄くもどかしい思いを味わいます。 日課のネットサーフィンが出来ませんし友人からメールが届いていないかチェック することも不可能で、気になるブログが更新されていないか訪問する楽しみも 奪われてしまうこの悲劇に生きる気力も奪われてしまいます。 健常者で自動車免許も軽自動車も所有しているそこそこの若者でも、夜にPCの電源 を押したら真っ青な画面に白地の文字が並んでいる画面しか出てこなかったら軽く 絶望することは避けられません。 足はあっても「まだ営業しているパソコン屋さんはあるか?」「今日修理に出した として戻ってくるのは何日後か?」「3年も使ってるし買い換えるべきか?」 と頭の中をグルグルと思考が回転して、とにかくこのままではマインスイーパー が出来ないと泣きたくなるでしょう。 要介護人のそんな絶望を和らげるのが買い物代行で、自由に出掛けられない方の 為に本人にかわり販売店や薬局へ行って所望する品を購入したり受け取ったり、 あるいは買取店に引き取ってもらいます。

調理代行

ランチやディナーの手助けををする調理代行は本人にかわってお食事の準備を するのですが、そんなに手料理が得意じゃなくても嫌がってはいけません。 自炊したことがないのにヘルパーになったばかりにほとんど経験のない調理を することになった、という方もいますがそこまで高度な技術を求められることも ありませんので、調理師免許がなくてもお米を研いだことがなくても勇気を出して おいしいお料理作りに挑戦しましょう。 でも「お昼にはジンギスカンが食べたいな、こっちで売ってるお肉は硬いから通販 でいい肉買ってよ。高くてもいいからスペシャルなやつで」と関東や関西で注文 されても困りますので、リクエストに必ず従う必要はありません。 おいしそうだしご一緒させてもらえるなら、とそんなオーダーを受け入れてしまう のもたまにならいいでしょうが、お仕事として代行するのですからあまり無茶な 要求が多いのならビシッとお断りすることがあってもいいでしょう。 ただし相手の食生活に関わる問題があるのならそこは従うべきで、噛む力が弱い からステーキはやめて欲しい、塩分は控えめにして欲しい、ドリアンは臭いが 苦手だからデザートは他のにして欲しい、といった要求には応えてあげましょう。 なんでもいいからただ調理するだけではなく、楽しくお食事ができるように多少 の融通は利かせられるほうが満足度も高くなります。 健康に影響を与える部分ならなおさらです。

掃除・洗濯

家事の代名詞である掃除やお洗濯は体力がなかったり身体が不自由になるとけっこう な重労働なので、一戸建てに1人暮らしをしていると全てをやりきる力はもう 残っていないかもしれず、ヘルパーの手を借りることになります。 2階建ての住宅だけど1階部分でしか行動しないし、階段を昇ることが困難なため 何ヶ月もほったらかしにしている、なんてこともよくあります。 2階はさておき1階すらも満足にお掃除ができないようだと不衛生で病気の原因 にもなるので、最優先の問題ではなくても定期的に掃除機をかけたり整理整頓の お手伝いをすることになります。 散らかってても命に関わることはない、とそのまま気になさらない方もみえますが、 清潔な空間で過ごせるほうが余命も延びそうですしハッピーな気分になれるので 適度なお片付けはするべきでしょう。 お洗濯のほうはもっと大切で、着替えをすれば必ず洗濯物が発生します。 それが溜まってきたら洗濯機で洗って乾燥させないと着れるお洋服や下着が不足 する事態に陥るので、食事と同じくらいの重要度でしょう。 それが面倒だからと着替えをしない習慣が身についてしまうと、不潔な格好で 過ごす時間が増加して病気や疾患にかかりやすい体質になってしまいます。 これは最悪のパターンですので、いつでも清潔でいい匂いのするお洋服のストック があるように洗濯を代行するのもヘルパーのお仕事です。

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